12日、シリーズ第27作目となる「劇場版名探偵コナン 100万ドルの五稜星」が公開となりました。
早くも評判が評判を呼び、ネタバレを避けながらなるべく早く見たいという声も多く見られますよね。もっとも、今回はかなりストーリーが難解で、事前予習・復習をしておかないとついていけない可能性があります。
そこで、映画を見る前に最低限見ておいたほうが良いものや、見ておいたほうが楽しめるものなどを原作（コミック）・アニメそれぞれまとめました。
なお、映画のネタバレは含んでいませんが、予習・復習しておくべき回についてはあらすじを掲載しています。あらすじも見たくないという場合は目次で見ておくべき話数をご確認いただけますと幸いです（漫画が何巻に対応しているかについては見出しのすぐあとに書いています）。
100万ドルの五稜星の前に予習・復習しないと話ついていけないもの
最低限これだけは見ておかないと、何が何だかわからないという置いてきぼり状態になる人もいるようです。そこで、これだけは絶対に見ておくべきというものを先にまとめました。
シーズン23エピソード30、31 第916話、第917話「恋と推理の剣道大会（前編・後編）」
漫画原作でいうところの第93巻FILE.9～94巻FILE.1に相当する話です。アニメは前編と後編に分かれています。
シーズン25 エピソード19、20 第983話、第984話「キッドVS高明 狙われた唇（前編・後編）」
漫画原作でいうところの第96巻FILE.4～7に相当する話です。アニメは前編と後編に分かれています。
まじっく快斗 シーズン1 エピソード1「蘇る怪盗」
こちらは名探偵コナンではなく、まじっく快斗のほうになります。漫画原作でいうところの第1巻の「蘇る怪盗の巻（1）、（2）」に相当する話です。
アニメ「まじっく快斗」と「まじっく快斗1412」の違いについて
なお、アニメは無印の「まじっく快斗」と「まじっく快斗1412」の2種類があるためどちらを見ていいか迷うかもしれません。前者はトムスエンタテインメント制作で2010年～2012年に渡りコナンの放送枠で不定期で放送されたもの、後者はA-1 Pictures制作で2014年～2015年に渡り放送されたものになります。
無印のほうはコナンと制作会社が同じということもあって見慣れた雰囲気ですが、1412のほうはキャラデザやBGM、一部主要キャラの声優変更と人によっては違和感があるかもしれません。
もっとも、無印のほうは不定期放送ということで原作を全て昇華していないのに対し、1412のほうは当時描かれていた原作のほとんどを消化していました。どちらも放送当時に合わせた改変がなされていますが、その特徴が色濃く出ているのも1412のほうです。
映画に合わせて見るのであれば1話に関してはそう変わらないのでちょっと見て合わなければもう一方のほうを見るとかでも良いですし、全てを含んでいるということで1412を見るのでも良いと思います（ちなみに1412のほうはタイトルが「蘇る怪盗キッド」になっています）。
なお、なぜ1412がついたかについては、キッドの国際犯罪者番号（シークレットナンバー）が1412ということに由来しているとのことです。
100万ドルの五稜星の前にできれば予習・復習しておいたほうがいいもの
前述したものよりは優先度は劣るものの、見ておいたほうがより物語を深く理解できるというものをまとめています。時間があるなら見るべきで、どうしても時間が無いならせめて前述したものだけでも…という感じです。
劇場版名探偵コナン から紅の恋歌（ラブレター）
こちらはのちに全2巻でコミカライズ化されているので、映画のほうが原作となっています。
できれば予習しておいたほうが良いのほうに入れてはいますが、人によっては必須でしょ！という意見もあるので、見ておくべきもの寄りと考えておいたほうが良いかもしれません。
シーズン16 エピソード15～20 第616話～第621話「ホームズの黙示録シリーズ」
漫画原作でいうところの第71巻FILE.3～第72巻FILE.1に相当する話です。アニメは正確に言うと以下の通りとなっています。
- 第616話「ホームズの黙示録（名探偵の弟子）」
- 第617話「ホームズの黙示録（LOVE is ０）」
- 第618話「ホームズの黙示録（サタン）」
- 第619話「ホームズの黙示録（Code break）」
- 第620話「ホームズの黙示録（芝の女王）」
- 第621話「ホームズの黙示録（０ is Start）」
シーズン20 エピソード1、2 第763話、第764話「コナンと平次 恋の暗号（前編・後編）」
漫画原作でいうところの第83巻FILE.7～FILE.9に相当する話です。アニメは前編と後編に分かれています。
シーズン24 エピソード1、2第927話、第928話「紅の修学旅行（鮮紅編・恋紅編）」
漫画原作でいうところの第94巻FILE.8～第95巻FILE.2に相当する話です。アニメは鮮紅編と恋紅編に分かれています。
100万ドルの五稜星の前に予習・復習しておくと面白さが倍増するもの
こちらに関しては見ておかなくても問題はあまりないものの、事前に見ておくことで映画を見ていてニヤニヤできる程度に考えて貰えればと思います。時間に余裕があるなら見ておいても良いかも？くらいのものです。
シーズン4 エピソード16、17 第144話、第145話「上野発北斗星3号（前編・後編）」
漫画原作でいうところの第22巻FILE.4～FILE.7に相当する話です。アニメは前編と後編に分かれています。
シーズン12 エピソード13、14 第472話、第473話「工藤新一少年の冒険（前編・後編）」
漫画原作でいうところの第55巻FILE.6～FILE.9に相当する話です。アニメは前編と後編に分かれています。
シーズン21 エピソード5、6第808話、第809話「かまいたちの宿（前編・後編）」
漫画原作でいうところの第86巻FILE.5～FILE.8に相当する話です。アニメは前編と後編に分かれています。
シーズン22 エピソード41、42 第885話、第886話「謎解きは喫茶ポアロで（前編・後編）」
漫画原作でいうところの第92巻FILE.11～第93巻FILE.2に相当する話です。アニメは前編と後編に分かれています。
劇場版 名探偵コナン 世紀末の魔術師
こちらはのちに全3巻でコミカライズ化されているので、映画のほうが原作となっています。
100万ドルの五稜星の前に予習・復習しないと楽しめないのか
以上のように見ておくべきものから、見ておいたほうがより楽しめるものまでをまとめましたが、こうあげてみると膨大な量になっており、ここまでハードルが高いなら見なくてもいいやと脱落してしまう人もいるかもしれません。
確かに予習・復習しておいたほうがより楽しめるのは事実ではあるものの、何も見ずにそのまま気軽な気持ちで見に行っても十分楽しめたという人もたくさんいました。
そもそも映画は娯楽なので、義務感に駆られて事前知識を入れることに面倒くささを感じるのであれば、無理にやる必要はないでしょう。1回見た上で気になったのであれば上記にまとめたものに目を通して、2回目、3回目と映画と楽しむとかでも全然良いと思います。
最初に最低限の紹介とかもしてくれるようなので、そこまで身構える必要はないかもしれませんね。
100万ドルの五稜星の前に予習・復習するアニメを無料または安く見る方法
これだけ膨大な量なら配信で見るのが一番楽なのですが、どうせだったら無料か、お金がかかるとしても安く済ませたいというのが正直なところです。
そこで色々な配信サービスを調べた結果、DMM TVが550円と最安でした。しかも、もしあなたがまだ登録を1度もしたことが無いのであれば、30日間は無料で見ることができます。
全シーズンありましたし、劇場版も揃っていたので予習・復習するのであれば是非ご活用ください。
100万ドルの五稜星の前に予習・復習すべき回まとめ
SNSでの感想なども踏まえると、コナンシリーズが大好きで余すところなく楽しみたいというのであれば、まとめたものすべてに目を通してから行くのが良いでしょう。
他方、そこまで思い入れは強くなくて、気軽に楽しみたいというのであれば全く予習・復習しなくてもそれなりに楽しめるのではないでしょうか。
折衷案としては、最低限これだけは…という声が多かった以下の回だけは目を通すというのがいいかもしれませんね。
- TVシリーズ特別編集版『名探偵コナン vs. 怪盗キッド』
- 劇場版名探偵コナン から紅の恋歌（ラブレター）
- シーズン25 エピソード19、20 第983話、第984話「キッドVS高明 狙われた唇（前編・後編）」
- まじっく快斗 シーズン1 エピソード1「蘇る怪盗」
一番上の「名探偵コナン vs. 怪盗キッド」は本文では触れませんでしたが、キッドの登場回を再編集したものなのでお手軽に予習・復習できるようになっています。
いずれにしても映画を楽しむというのが一番大切なことなので、自分に合った楽しみ方を選択していただければなと思います。
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