先月7日、ポルトガルで顔のない赤ちゃんが生まれたことで、同国ではかなりの衝撃が起きました。
本記事では、この件の詳細と過去同じように顔がない状態で生まれた少年がその後どうなったのかについてまとめています。
顔のない赤ちゃんが生まれたことで担当医が…
ロドリゴちゃんと名付けられたこの赤ちゃんは、セトゥバルの病院で鼻と両口、頭蓋骨の一部がない状態で生まれました。顔面の欠損は出産時に初めて分かったそうです。
これを受けて、ポルトガルの医療協議会は22日、この赤ちゃんの(母親の)担当医であるアルトゥール・カルバーリョ医師を「職務怠慢の疑いがある」として6カ月の停職処分にすることを決めました。
同医師は義務付けられている3階の超音波検査を実施していたものの、懸念をもたらす問題には一度も言及していなかったのです。
妊娠6カ月目で両親が追加の超音波検査を希望したときも、胎児に異常がある可能性について伝えつつ「問題ない」と話して両親を安心させていました。
同医師は母親に対する説明で、「赤ちゃんの顔が母親のおなかに密着していると、顔の一部が見えないことはままある」と伝えていたそうです。
なお、ロドリゴちゃんはその後、生まれた病院の小児病棟に入院していたみたいですね。
事前にロドリゴちゃんの状態を知っていれば、ご両親が取れた選択肢も色々とあるでしょうし、全てを伝える努力を怠った罪は大きいといえるでしょう。
出典:AFPBB News
同様に顔のない状態で生まれた少年のその後とは
調べてみたところ、過去にモロッコのタンジェで暮らすヤハヤ・エル・ジャバリアくんも同じような状態で生まれていたようです。
ヤハヤくんは胎児の段階で何らかの問題が発生し、目や上あごがなく、本来鼻があるべき場所には大きな穴が開いていました。
ヤハヤくんのご家族は顔を再建してくれる外科医を探していたのですが中々見つからず、ネット投稿をしてようやく一筋の希望が見えました。
引用画像:Facebook(Moroccan Children’s Appeal)
オーストラリア在住で同じモロッコ人のファティマさんが、外科医のトニーとの架け橋になるだけではなく、治療中に家族が滞在する宿泊先や手術の費用まで提供したそうです。
引用画像:Facebook(Moroccan Children’s Appeal)
手術は無事成功し、今後もいくつか小規模な手術が予定されているとのこと。日常生活は格段に改善されたみたいですし、これから先どうか幸せに暮らしていって欲しいですね。
引用画像:Facebook(Moroccan Children’s Appeal)
出典:イミシン
コメント