日本人の魚介類消費量が年間で1番多いと言われている「 イカ 」ですが、実は食べ方を間違えると想像を絶するほどの苦しみを味わう可能性があるのをご存知でしょうか。
本記事では、イカを食べる上で気をつけるべきポイントと、発症した際の対処法についてまとめています。
イカの精莢(せいきょう)は痛い?
イカを食べる上で気をつけるべきポイントがこの「 精莢 」です( ※読み方はせいきょう )。
イカの精莢を生食してしまった場合、口内に多数のイカの子供たちが突き刺さってしまいます。
クラゲに刺されたようなピリピリ感やチクチク感が発生し、矢印のような先端になっているのでなかなか抜けず、病院で処置してもらうしかなくなってしまうのです。
イカのサイズや種類によって大きさや形は異なっていますが、精莢は1匹で約100個入っているそうです。
なぜ突き刺さってしまうかというと、イカの繁殖進化により子供たちをミサイルのように放出させるようにしているからです。
雌の体内に突き刺すことでミサイルのように子供たちが飛び出すようになるという、弾丸ミサイル性能を持っているみたいですね。
精莢とは
精莢(せいきょう)とは、一部の動物のオスに見られる生殖器官で、精子を入れたカプセルとして切り離してメスに渡される。精子鞘とも呼ばれる。
運動能力を持ち、切り離されてからもしばらく生き続け、メスが受け取って持ち歩く例も見られる。
出典:Wikipedia
つまり、雄イカの繁殖器にいる子供たちが入っている袋みたいもので、仕組みとしてはイカが交尾を行うときに精莢を雌の体内に刺して繁殖していきます。
これはどのイカにも共通して存在し、イカを食べるときにしっかり除去しないと恐ろしいことになるわけです。
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