日本でも1996年11月に佐賀県鳥栖市で25歳の女性が発症し、死亡したという例が報告されています。
女性の家族や友人からの話では、過去1ヵ月以内における海外渡航歴、野外や温水プールでの水浴、温泉入浴、24時間風呂使用等の感染機会に関わる事実は聴取できておらず、感染経路は不明となっていました。
フォーラーネグレリア対策として有効なのは?
では、我々はどうすれば身を守れるのでしょうか。
致死率99%というインパクトからパニックに陥りがちですが、そもそも感染することが稀で、同じところで泳いだとしても感染する人としない人がいるそうです。
その上で気をつけるべきなのは、まず前提として管理されていない温かい水の中に入らないことです。
どうしても入らなければならないのであれば、頭を水の上に出しておきましょう。頭まで水に浸かる場合には、鼻をつまむかノーズクリップを付けるのが有効です。
また、体温に近い35~39度の温水はフォーラーネグレリアが住むのに良い環境なので、温泉などにも注意が必要みたいですね。
フォーラーネグレリアは堆積層に生息しているため、湖や池にたまっている堆積物をむやみにかき回さないというのも対策として紹介されていました。
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